SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

コラム 伊藤大輔「復活への道」

vol.14:復帰に向けて

最終戦に備えてカートに乗ってきた。気楽にサーキットへ行ったのだが、友人が用意してくれたカートを見てビックリ。ハイグリップタイヤを履いた125ccのミッション付き。超本気系!? 速いマシンというのはいいのだが、“リハビリ”を通り越しているような(苦)。早速コースインしてみたがタイヤが暖まっていないうちはストレートでスピンしそうなくらい。ただタイヤが暖まると、やはり身体への負担は大きく5周程でピットイン。GTマシンのように長い時間Gはかからないが、瞬間的にかかる振動やGはGTマシンより遙かに大きい。スピード感は全然問題無いので、その後はカートに振り回されながらも楽しめた。友人はというとかなり乗りこなしててびっくり。やるな……。マシンは違うけどレーシングカーを運転するのに必要な筋肉に刺激を入れることができたし、翌週の最終戦に向けて良いウォームアップになった。

そしていよいよレースウィーク。いろんな意味でプレッシャーはある。原因がどうであれ走りが遅ければ「不完全な状態での復帰」「伊藤大輔終わった」と言われてもしょうがない。ただ、これらのプレッシャーはレースをしていれば常についてくるもの。逆にレーサーとして久々にこの感覚を味わいつつ、良い緊張感を持つことができた。

そしていよいよレースウィーク。いろんな意味でプレッシャーはある。原因がどうであれ走りが遅ければ「不完全な状態での復帰」「伊藤大輔終わった」と言われてもしょうがない。


写真

ただ、これらのプレッシャーはレースをしていれば常についてくるもの。逆にレーサーとして久々にこの感覚を味わいつつ、良い緊張感を持つことができた。

木曜にチームと合流し、久々となる6号車のシートポジション等を確認した。金曜の走り出しはあいにくのウェットだったが、ブレーキの焼き入れを兼ねてコースイン。「よし、問題ない。」 午後はドライでの走行となったが、燃料を満タンにした状態で計測2周目にはその日の自己ベストを刻むことができた。気になるのは身体ではなく、マシンのバランスだった。

→vol.15


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