SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2009/11/08:第9戦 ツインリンクもてぎ
【表彰台目前で惜しくも4位】 予選3位 決勝4位

開幕戦同様、全車ウェイトハンデ無しで行われた最終戦。
既にチャンピオンの権利を失っているENEOS SC430だが、 結果はともあれシリーズが進むにつれて着実に「速さ」を印象づけてきた。
その「速さ」を全車ノーハンデの中でどのように表現できるか、 チームにとっては来季に向けて非常に重要な一戦となった。

だがセッション開始直後、思わぬ事態が。
駆動系のトラブルが発生したENEOS SC430は いきなりコース外にストップ。
今シーズンから金曜の練習走行が無くなったため、 土曜日の予選前フリー走行が最後の確認、データ収集の場となるため この時点で大きく出遅れてしまうことに。
しかし回収されたマシンをメカニックが懸命な作業で修復し、 セッション終了間際コースに送り出すことに成功。
予選に向けて最低限の走行データを確保したENEOS SC430は 午前のトラブルがウソのように、ノックダウン方式で行われた予選を、 伊藤、ビルドハイム選手共に着実なアタックをし、 見事3番グリッドを獲得して見せた。

時折雲に包まれるが、予選日同様ドライコンディションで行われた決勝。
まずはビルドハイム選手がスタートでポジションキープ。
トップから大きく離れることなくレース距離の半分となる27周でピットイン。
伊藤に交代し追撃を再開するが、GT300クラスのマシンがコース上に オイルを撒いたためセーフティーカーが導入された。
それまで大きく広がっていた4位以下との差が、そこで一気になくなる。
数周のセーフティーカーランの後、再スタートが切られたが、 終盤ENEOS SC430はマシンバランスが急変してしまう。
伊藤は何とか踏ん張るものの、残り3周のところで4位のマシンにパスされ そのままチェッカー。
今シーズン最後のレース。惜しくも表彰台を逃した。


写真

大輔インタビュー

シーズンを通して表彰台に上がれなかったことはとても残念です。
しかしトラブルが起きても早急な処置で予選に間に合わせてくれた メカニックに感謝すると同時に、ノーハンデで行われたレースで、 常にトップ争いができたことは来季に向けて良い材料となりました。
ENEOSをはじめ、応援していただいた皆様、 一年間本当にありがとうございました。