SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2011/10/15-16:第8戦 ツインリンクもてぎ
【スタート直後に追突され万事休す】 予選10位 決勝15位

タイトルの権利を失ったとはいえ、来季に繋げるためにもこの最終戦で有終の美を飾りたいLEXUS TAEM LeMans ENEOS。
又、伊藤は前戦オートポリスでGT参戦100戦目を迎え、新たなスタートとなる自身101戦目のレースで良い結果を出したいと、強い気持ちで挑んだ。

終始ウェットコンディションとなった予選日。
フリー走行では伊藤主導でセットアップを進め、ノックアウト予選のQ1、Q2を担当することになった伊藤はウェットコンディションでSC430劣勢の中、7位でQ1突破。
Q3進出を賭け集中力を最大限に高めQ2のアタックラップに入った伊藤。
しかし2コーナーを立ち上がったところで、ギヤが動かなくなるというトラブルが発生。
伊藤から悲痛の無線を受け、スロー走行でピットにたどり着いたマシンをメカニックが懸命の修復。
しかし短時間で修復することはできず、タイム計測ができないままQ2敗退となり予選10位が確定した。

気温26度と暑さを感じるほど天候が急転した決勝日。
今シーズン最後のレース。
皆の想いを乗せスタートを担当した大嶋選手。
好スタートで前車に並びかけ3コーナーに進入したENEOS SC430だったが、2台で競り合い失速気味になったところへ、同じく後方でバトルをしていた36号車トムスSC430が止まりきれずにENEOS SC430に追突。
なんとレクサス勢の同士討ちという形で最後尾まで順位を落とすと同時に再スタートに手間取り1周近いギャップとなってしまう。

早めにピットインを済ませバトンを受けた伊藤は後方から迫る先頭集団に道を譲りながらの走行を強いられるものの、トップと遜色ないラップタイムを刻みながらチェッカーまで走り抜いた。
前車とは大きな差があったため、結局順位を回復できず15位。
ポイントランキング11位で2011年シーズンを終えることとなった。


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大輔インタビュー

最後まで悪い流れを断ち切ることができませんでした。
ほんの少しのズレから生じる不運。
一言では言い表せない様々な要素を「結果」に表現できない苦しいシーズンでした。
その状況下で共に戦ってくれた大嶋選手、チームスタッフには感謝しています。
又、ENEOSさんを始め一年間応援していただいた皆様、ありがとうございました。
11月に開催されるJAF GPがまだ残っていますが、シーズンオフのテストをしっかりこなし、来シーズンはリベンジです。
これからも応援よろしくお願いします。