SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2012/05/03-04:第2戦 富士スピードウェイ
【フロントロー獲得もペナルティで後退】 予選2位 決勝10位

他車に追突されたことによりノーポイントで終えた開幕戦。
しかし第2戦の舞台となる富士スピードウェイはレクサスのホームコースであり、SC430が最も得意とするサーキットでもある。
そこでウェイトハンデ0kgで挑めることはプラスにも考えられる結果だった。

激しい雨の中開始されたフリー走行。
マシンのセットアップ、レインタイヤの確認を行い、その後の予選1回目は伊藤が担当し5番手タイムをマーク。
10位までが進出できるスーパーラップ予選にコマを進めた。
その時のフィーリングを基に伊藤はセットアップの変更を指示。
スーパーラップを担当した大嶋選手は見事な走りで予選2位を獲得した。

ゴールデンウィークということもあり多くのファンが詰めかけた決勝日。
晴天の予報を裏切る不安定な天候でレースが行われることになった。
全車ドライタイヤでスタートの瞬間を待つ間に雨が降り出し、セーフティーカースタートとなる。
その後雨脚が強くなったことで、ほとんどのマシンがセーフティーカーランの間にレインタイヤへ交換のためピットへ。
スタートを担当した大嶋選手もその波乱をうまく乗り越え2位をキープ。
しかし雨が止み、次第に路面が乾いてくる中、今度はドライタイヤへの交換でピットイン。
タイヤを替えコースに復帰した大嶋選手だったが、ピットアウト直後の1コーナー、まだ濡れている箇所のある路面に足下をすくわれコース上のGT300クラスのマシンと軽く接触。
そのGT300マシンをコースアウトさせる結果となったためペナルティの判定が下される。
ドライブスルーペナルティを消化し一気に順位を落としたENEOS SUSTINA SC430だったが、新たなペナルティが課せられることに。
タイヤ交換時にピット作業違反があったのだ。
このペナルティを消化した時点でトップとの差はほぼ1周遅れ。
ここでドライバーは伊藤に交代した。

伊藤はチームのベストタイムを更新しながら12位まで落ちた順位を挽回すべく、18号車ウィダーHSV、そしてGT300クラスのアクシデントでセーフティーカーが導入されたリスタートで32号車EPSON HSVをパス。
8位まで順位を回復したところで再度大嶋選手と交代。

ピットインにより一時は11位まで順位を下げるが実質7位争いのポジション。
しかしここでまた雨が降り出す。
LEXUS TAEM LeMans ENEOSはわずかな可能性に賭けレインタイヤへの交換に踏み切る。
ギャンブルに近い作戦だったが、その後雨脚が強くなることはなく結局10位でチェッカーを受けた。


写真

大輔インタビュー

非常に残念な結果です。
悔しい。
今回はどうしても勝ちたかった。
そのために絶対欲しいと思っていたフロントローは獲得できたのですが・・・
歯車が合えば必ず勝てると信じています。