SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2012/09/08-09:第6戦 富士スピードウェイ
【ギヤトラブルで優勝争い脱落も執念の1ポイント】 予選5位 決勝10位

舞台はレクサスホームコースの富士スピードウェイ。
事前テストでの感触が良かっただけに、前戦でのリタイヤを挽回する良い機会だ。

9月8日(土)予選
今回も前戦同様ノックアウト方式での予選が採用され、 Q1を伊藤が6位で通過、Q2を大嶋選手が1位で通過、Q3で伊藤が5番グリッドを確定した。
予選前のフリー走行ではテスト時の好感触をうまく再現できずにいたENEOS SUSTINA SC430だったが、 最終的にはまずまずのポジションを得ることに成功した。

9月9日(日)決勝
伊藤がステアリングを握り午後2時にスタート。
雨模様の週間天気予報とは打って変わって真夏ような暑さだ。
伊藤は冷静にポジションキープで周回を重ねるが、7周目の1コーナー、 トップスピードに勝るWedsSport ADVAN SC430に交わされ6位に後退。
しかしその周の最終コーナーで3番手、4番手のマシンがGT300クラスとの接触により 順位を落としたためENEOS SUSTINA SC430は4位に。
さらに13周目に伊藤はS Road REITO MOLA GT-Rをパスして3位に浮上した。
路面温度が高く、各マシンがタイヤの消耗に悩みペースを落とす中、 伊藤は絶妙なタイヤマネジメントで一時は10秒近くあったトップとの差を ジリジリと縮めてゆく。

さらに伊藤が燃費を稼いだこともありピット作業時間を短縮できる計算。
ピットインのタイミングで2位浮上は間違いない。
あとは後半、大嶋選手にトップ争いを託すのみ。
理想の展開に近づけるべく、伊藤は余力のあるタイヤを武器に、 ピットインするまでの数周をプッシュした。
しかし28周目のダンロップコーナー出口で突然2速ギヤが壊れ失速。
一時はリタイヤも覚悟しコース外にマシンを止めようとした伊藤だったが、 2速以外のギヤはまだ使えることが判明しピットまで帰還。

ルーティーンのピット社業を終え、大嶋選手に交代しコースに復帰した ENEOS SUSTINA SC430だったが、トラブル発生時のタイムロスは大きく11位まで順位を下げた。
さらに大嶋選手は2速ギヤ無しで走行しなければならない。
しかし手負いのマシンを絶妙に操り、なんと1台をパスして10位にポジションアップ。
そのままチェッカーを受け貴重な1ポイントを獲得した。


写真

大輔インタビュー

トラブルが発生するまでは非常に順調でした。
気温が高いことを考慮しタイヤを労った分、後半プッシュできたし、 面白い展開だったのですが・・・。
しょがないですね。これもレースです。
マシンの戦闘力はあったし、また次頑張ります。
タイトル争いという意味ではかなり厳しい状況になりましたが、 最後まで諦めず戦います!