SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2012/09/29-30:第7戦 オートポリス
【ウェットコンディションに大苦戦】 予選14位 決勝12位

ギヤトラブルにより前戦の富士で大量ポイントを取り損ねたため、 タイトル争いに復帰するにはここオートポリスで優勝することが条件のLEXUS TAEM LeMans ENEOS。

9月29日(土)予選
台風の接近により雨が強まる中予選が始まった。
Q1を担当した伊藤はタイヤと路面の間に水が入り込みグリップを失う アクアプレーニング現象と格闘しながらアタックを繰り返し、 Q2進出圏内のタイムを叩き出すが、その直後コース上にできた川に足下をすくわれコースアウト。
車輌回収のため赤旗が提示され、中断の原因となった車輌のタイムは抹消されるルールのため、 ENEOS SUSTINA SC430はここでQ1敗退とともに14番グリッドが確定した。

9月30日(日)決勝
決勝スタート前に台風のピークは過ぎ去ったものの、少量ながら依然として降り続く雨。
ほとんどのマシンがウェットタイヤでスタートすることになった。
スタートを担当した伊藤はポジションをキープしながらチャンスを覗い、 21周目にARTA HS-Vをパスして13位。
その頃から各車ウェットタイヤの溝が減り通常1回のところ 2回のピットストップを覚悟でタイヤ交換を行う。
しかし伊藤は1回のピットストップで済むようにと、 グリップを失い暴れるマシンを押さえ込みながら31周目まで耐えピットイン。
交代した大嶋選手も序盤は順調に周回を重ね、他のマシンが2回目のタイヤ交換で ピットに入ったこともあり9位までポジションを上げた。
しかし残りも10周を切ったところで伊藤と同じ症状に悩まされる。
チームは安全を考慮し、やむを得ず2回目のタイヤ交換を遂行。
12位でチェッカーを受けた。

シリーズランキングトップのS Road REITO MOLA GT-Rがこのレースで優勝したため、 最終戦を前にチャンピオンが決定した。


写真

大輔インタビュー

厳しい週末でした。
今まで土砂降りのコンディションでも速さのあったENEOS SUSTINA SC430ですが、 路面の回収されたここオートポリスでは何故かバランスが崩れてしまいました。
チャンピオンは他チームで決まってしまいましたが、 最終戦のもてぎは全車ハンデウェイト無しのガチンコ勝負なので、負けるわけにはいきません。
事前テストが好調だったので、もちろん優勝を狙っていきます。