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レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2015/06/20-21:第3戦 ブリーラム ユナイテッド インターナショナル サーキット(タイ)
【大胆な作戦が裏目に出るも執念の走りで応戦】予選2位 決勝8位

昨年初開催となったタイ戦が、今年は3戦目に組み込まれた。
サーキットのあるブリーラムでは連日35℃を超える猛暑。
前戦の富士で表彰台に上がり勢いに乗るLEXUS TEAM PETRONAS TOM'Sはこの灼熱のタイで優勝を狙う。

6月20日(土)予選
納得のいくタイムを出すことができずに終えたフリー走行。
チームは予選用にセットアップを変更し伊藤をQ1に送り出す。
その伊藤は期待に応える形で5番手タイムを記録しQ1突破に成功。
Q2を担当したジェームス・ロシター選手は更にタイムアップに成功し、トップと8/1000秒という僅差で2番グリッドを獲得した。

6月21日(日)決勝
現地時間の午後3時スタート。
この時点で気温37度、路面温度は50度を超えている。
スタートを担当したロシター選手は順調に周回を重ねるが1台にパスされ3位。
トップの2台から徐々に離される展開となったが、チームとしてはどうしてもトップに立ちたい。
そこで昨年同様、タイヤ無交換作戦を採ることを決断。
タイヤ交換をせず、給油、ドライバー交代のみで伊藤はピットアウト。
トップでコース復帰することはできなかったものの、2位に浮上。
しかし交換していないタイヤは予想より消耗しており、ペースを上げることのできない伊藤。
明らかにペースの違うライバル勢の猛追を巧みなブロックで阻止するものの、結局8位でチェッカーを受けた。


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大輔インタビュー

今回の作戦はうまくいきませんでした。
確実に表彰台圏内を狙うという選択肢もありましたが、今回はチーム、ロシター選手、そして自分も、この作戦でどうしても前にいきたいという気持ちが強かった。
結果的には厳しい展開となってしまいましたが後悔はしていません。
次は相性の良い富士です。
いいレースを見せられるようチーム一丸となって頑張ります。