SuperGT/ルマン24
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レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2016/07/23-24:第4戦 スポーツランドSUGO
【ペナルティで脱落も好走光る】予選4位 決勝11位

熊本地震の影響で第3戦の舞台オートポリスも被災し、5月21日に開催予定だった第3戦は中止となった。
そのため今回の第4戦は約2ヶ月半ぶりのレース開催。
この期間を利用しau TOM'S RC Fはモノコック(シャシー)交換を行った。
開幕前からマシンバランスの不調を訴えていた伊藤の意見を基に、第4戦前にシャシーの剛性試験を行った結果、異常が発見されチームはモノコック交換を決断。
しかしシーズン中のモノコック交換はルール上ペナルティに値するため、今回レース中に10秒のペナルティストップを課せられることが決まっている。

7月23日(土)予選
ニューシャシーの感触を確かめながら行われたフリー走行。
ニューシャシーに合わせてセットアップを変更する必要もあったが、今までのような異常なフィーリングは無く一安心。
まずは伊藤がQ1を担当し6位でQ2進出を決め、Q2担当のニック・キャシディ選手も好走を見せ4位で決勝のグリッドが確定した。

5月4日(水)決勝
曇り空の中14:00にレーススタート。
キャシディ選手は順位をキープしたままスタート直後の混乱をクリア。
そして8周を終え予定されていた10秒のペナルティストップを消化し13位に後退した。
しかし20周を過ぎたところで他車のアクシデントの影響でセーフティーカーが導入され、LEXUS TEAM TOM'S 36号車にとってはラッキーな形で仕切り直しとなった。
リスタート後、レース半分の40周を過ぎたところでキャシディ選手から伊藤に交代。
チームの素早いピット作業で7位でコース復帰し、伊藤はすぐ6位へ。
その後ハイペースでトップとの差をぐんぐん詰めていく。
途中GT300クラスのマシンに進路を阻まれた際、順位を落とし7位となったが、依然としてハイペースを維持。
しかしチェッカーまであと僅かとなったころで再度他車のアクシデントにより赤旗レース中断。
結局これでレース終了となったが、キャシディ選手がドライブ中に他車との接触があり、それに対して37秒のペナルティが課せられたため最終結果は11位。
ノーポイントでレースを終えた。


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大輔インタビュー

今回から新しいモノコックで戦えたことは今後のレースで良い方向に働くはずです。
原因を追及し交換に踏み切ってくれたTRD、チーム、関係者に感謝しています。
今回は2つのペナルティで結果は残りませんでしたが、レース中のパフォーマンスも高く、次戦以降に期待できる内容でした。
次戦は第2戦で好走した富士スピードウェイです。
ご期待ください。