SuperGT/ルマン24
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レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2016/08/27-28:第6戦 鈴鹿サーキット
【僅差で優勝逃すも今季初表彰台!】予選11位 決勝2位

トムス36号車にとっては昨年、一昨年と2年連続優勝を飾っている鈴鹿1000km。
チームにとっても伊藤にとっても得意とするレースであり、3連覇が期待される。

8月27日(土)予選
フリー走行では5位とまずまずのスタートを切ったau TOM'S RC Fだったが、予選が始まると思うようにタイムを伸ばすことができない。
レクサス勢が下位に沈む中、伊藤もQ2にコマを進めることができず11番グリッドが確定した。

8月28日(日)決勝
午前中まで降っていた雨はスタート時には止んでおり、少しずつ乾いていく路面状況を見て、GT500クラスは全てのマシンがドライタイヤを選択。
1000km(173周)先のゴールを目指し12:30にスタート。
スタートを担当したニック・キャシディ選手はスタート直後から順調に順位を上げ、7位で伊藤にバトンタッチ。
その伊藤もハイペースで追い上げ前車を次々とパス。3位まで順位を上げ、2回目のピットストップ。
他車のアクシデントもありキャシディ選手は2位まで順位を上げ3回目のピットストップ。
ここでセーフティーカーが導入され各車の差はリセットされる形となり、残り周回数も半分となったところで再スタート。

伊藤は1位のマシンと約2秒の差を保ちつつ一進一退の攻防が続き、そのまま4回目のピットストップ。
ここで僅かにピット作業を早く終えることのできたau TOM'S RC Fは次の周にピット作業を行ったライバルを逆転することに成功。トップに躍り出た。
しかし突然降り出した雨で一瞬ペースの鈍ったところを突かれ再び2位。
最後のピットインを済ませコースに復帰した伊藤だったが、今度はライバルのピット作業が早く、差を付けられる形となった。
しかし最大10秒近く開いた差を伊藤はジリジリと詰めていき、残り3周の時点で2秒差。
ところが再び雨が降り始め、お互い少しのミスも許されない状況下でファイナルラップ。
その最終コーナー手前でライバルがミスし、オーバーラン。一気に差を詰めた伊藤であったが、結局1秒差の2位でチェッカー。
優勝は逃したもののこれでランキング4位まで浮上した。


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大輔インタビュー

トムス36号車の3連覇がかかっていただけに正直悔しいです。
でも予選から非常に厳しい展開でしたが、決勝でのパフォーマンスは高く、チームもキャシディ選手も素晴らしい仕事をしてくれました。
今シーズンも残り3戦となり、タイトル争いを考えると次のタイ戦は非常に重要なレースになります。
今回の勢いをキープして、次戦、そして11月の2連戦でポイント逆転できるよう頑張ります!